おうめです。
「探偵なんて仕事が身近に感じられる社会になったら
日本は終わり」
前回そう書いて締めました
仕事が仕事ですもん
日々利用するものじゃありませんよね
どーにも困ったことが起きた場合だけですよね
いつもいつもその困ったことが起きて
誰もかれもに利用されて身近になったらそりゃ終わりですよね
どーにも困ったこと、連れ合いや恋人の浮気とか
そういうのなかったら普通に生活してて
『探偵』って言葉自体 触れることないと思います
触れることがないというか、そうですねぇ
目に入らないというかやっぱり関心薄いというか・・・
例えばウチ、
交通量の多い国道沿い、しかも徳島裁判所向かいに事務所構えてます
とっても分かりやすいはずなのに−
そして事務所前には信号がありまして、
朝と夕方のラッシュ時なんか信号待ちで車がズラズラ停車すんですよ
見てるはずなのに−
さらに看板もそこここに出してます
ちゃーんと腕の良いデザイン会社さんに依頼して作ってもらったカッコいーの
目立つはずなのに−
「毎日ここの前通ってたけど、この会社のことぜんっぜん知りませんでした」とか
「どこかで見たような気はしてたけど」
こういうこと、依頼者さんなり、ほか仕事で知り合ったヒトなりによく言われます
「なんでだろ?」と思ってましたけど、でも考えてみるとヒトってそんなものですよね
自分に必要なことや場所には興味持って見たり聞いたり憶えたりしますけど
そうじゃないことには例え近くにあっても、目に入っても全然記憶には残らない
「ぜんっぜん知りませんでした」
そう言ってくださるのは、
もちろんちょっとばかり悲しいですが、
それだけそれまでのその方の人生に困ったことがなかったと解釈できますし
それは良いことだと思ってます
まーしかし、ですよ
こういう解釈でいくと「探偵」という文字が記憶に残らないことを「良し」とはできても
また別の視点から考えるとこれはまた困ったことになるんですよね
ワタシ的にも会社的にも、そして何よりも依頼者さんなどといったお客さん的には
不具合があるわけですよ
それはまた次回に